マイケル・オアーとサンドラ・ブロック
しあわせの隠れ場所 (原題: THE BLIND SIDE) 304本目 2010-8
上映時間 2時間8分
監督 ジョン・リー・ハンコック
出演 サンドラ・ブロック(リー・アン・テューイ)
    ティム・マッグロウ(ショーン・テューイ)
    クィントン・アーロン(マイケル・オアー)
     キャシー・ベイツ(スー夫人)
     リリー・コリンズ(コリンズ・テューイ)
     ジェイ・ヘッド(S・J・テューイ)
     レイ・マッキノン(バート・コットン)
会場 渋谷東急


【あらすじ】
 2009年にプロアメリカンフットボールリーグのNFLのボルチモア・レイブンズに1順目23位で入団したオフェンスタックル、マイケル・オアーの高校時代を描いた実話。監督は、「オールドルーキー」の人。

 父親は殺され、麻薬中毒である母から引き離され、ろくな教育を受けられず、ほぼホームレスのようなどん底の生活を送っていたマイケル。ある日、裕福な白人ファミリーに拾われ、そこから様々な困難を乗り越え、現在の立派なプロスポーツ選手となるまでの過程を描いた作品。


【評価 8点(10点満点)】
 ご存知、サンドラ・ブロックがゴールデングローブ主演女優賞を受賞したとのことで、オアーの物語であるが、フットボールがメインというわけではなく、1人の不幸な少年をある家族が救ったというヒューマンストーリーである。なので、フットボールファンとしてはもう少し試合のシーンを見たかった。

 ちなみにアカデミー賞の作品賞と主演女優賞にもノミネートされている。

 本物のNFLプレイヤーのカメオ出演はなく映像のみであるが、ニック・セイバン(当時ルイジアナステイト大。現アラバマ大で今年全米チャンピオンになった)やルー・ホルツ(当時サウスカロライナ。ノートルダム大の伝説的HC)他、大学のHCは本人が出演している点は、フットボールファンには嬉しいところ。


ポッチットナ
【ネタばれ感想】 
 NFLファンなので結構前から知っており、楽しみにしていた作品。ですが、この映画が紹介されるシまではマイケル・オアーの存在は知りませんでした。

 今年のルーキーですし、オフェンスタックルはクォーターバックやランニングバックを守るという地味だが、縁の下の力持ちなポジションなので、そのチームのファンでない限りなかなか覚えないんですよ。ボールも触れませんし。

 でも、ラインバッカーのレイ・ライスが好きなんでレイブンズはそれなりに応援してます。



 なんというか、まるで小説であるかのような出来すぎた奇跡的な実話じゃないですか!ティーイファミリーがもう素晴らしすぎて・・・。最初は裕福だから・・・とか思ったりもしましたが、次第に真に救いたいというのが伝わり、そんなことを思ってしまったこちらが恥ずかしくなりました。


 見ず知らずの大柄な黒人を受け入れるなんて、そうできることじゃないですよ。娘なんて絶対反発すると思ったんですが、結構素直に受け入れちゃって。SJは最初からなついてますし。裕福で家族みんな人間ができているなんて、太刀打ちできませんなー。


 オアー自身も、あの環境下でよく穏やかな性格でいられたのが凄いです。援助があっても、自分自身が努力しなければ成功はできません。それに応えたオアーは本当尊敬します。


 アメリカは一定成績を取らないと部活ができないのは知ってましたが、あんな熱心にこぞってスカウトされても結局成績が基準を満たしてないとダメなんですね。確かに入学の基準をパスしても大学の授業についていけなかったら部活できませんからね。


 日本もスポーツだけしてればいいとじゃダメですね。ただでさえ体格や運動神経に差があるというのに、頭でも負けてちゃそら敵いませんってー。




 サンドラ・ブロック、流石ゴールデングローブ賞主演女優受賞ですね。強烈な性格で、むしろアン・リーのストーリーかと思うくらい目立ってました。サンドラもキャメロン同様、すっかり母親が似合う年齢になりましたねー。キアヌと競演した「イルマーレ」のレッドカーペットイベントで生でお目にかかりましたが、随分印象が変ったような。

 だが、セクシーっぷりは健在です。ただ、思い返せばあまりサンドラの出演作を見てないんですよねー。




 ラストで、実際のドラフトの映像が流れるのが実話というのを際立たせます。エンドロールの写真を見ても、本当にみんなが家族であるというが伝わってきます。本人、サンドラと結構似てますね。オアーは、オアー役の人が常に弱気な顔してるもんで、あまり似てない印象です。


 しかし、指名権をトレードしたというグッデルコミッショナーの字幕で、ペイトリオッツをパトリオッツと表記されていたのが凄く気になる。別にペイトリオッツファンじゃないんですけどね。最初どのチームだよって思いました。




 ちなみに、プロ1年目でのオアーの活躍振りですが、シーズン16ゲーム全てに出場しプレイオフ進出に貢献。レイブンズは強豪チームなんで、飛躍的に成績が向上したわけではありませんが、オフェンスの中心のクォーターバックが2年目だったりと、若手中心なんで、彼を守るオアーの加入は大きいと思います。

 12月のルーキー月間MVPを受賞!(NFLのシーズンは4ヶ月しかないので受賞できるルーキーは4人のみ)新人王候補にも挙がりましたが、惜しくも受賞できず。まぁ、オフェンスタックルでは難しいですねー。


 プレイオフでは、そのトレード指名権を交換したペイトリオッツに勝ちましたが、その次でスーパーボウルに進出した我らがインディアナポリス・コルツに敗退。



 とまぁ、プロになっても見事に活躍しており、オアーの物語はまだまだこれからです。普段殆ど注目しないオフェンスタックル。来シーズンは、少し意識してみますか。




【映画以外の感想】
渋谷東急にかなり久々に行きました。「Vフォー・ヴェンデッタ」以来約4年振り!渋谷の中心から外れたへんぴな場所にあるから場所が分かりにくい!